岡山県井原市の公式観光情報・観光案内サイト Ibara Tourist Information

井原市観光協会│岡山県井原市の観光情報・観光案内 Ibara Tourist Information


RSS

お店紹介

 >  >  神社・仏閣 >   > 高野山真言宗 成福寺

高野山真言宗 成福寺(じょうふくじ)

高野山真言宗 成福寺

百メートルもある城壁のような石垣
成福寺は天平11(739)年に、行基菩薩が自ら刻んだ観世音菩薩を安置して開基したと伝えられています。 江戸時代には、成福寺を中心に金剛坊、西之坊、新坊(十輪院)、日南坊等支院数ヵ寺を有する本坊寺院として地方文化の向上に寄与してきましたが、現在は成福寺と十輪院だけが現存しています。境内の西側にある四間四面の観音堂は、今から約360年前の万治2(1659)年に建立されたこれらの寺坊の総本堂であり、往昔の名残りをとどめています。

成福寺の本尊は不動明王で県の重要文化財に指定されいます。身丈88.2センチ檜の一木造りで藤原末期の作です。 破損が少なく当時の原型を良くとどめている貴重なものです。秘仏とされていて、12年に一度、酉年の元旦のみ開帳されています。かつて総本堂であった観音堂には十一面観世音菩薩及び西国三十三観音像が安置されています。
なお、芳井町に生まれ日中友好のため一生を捧げた日中友好協会初代理事長・内山完造氏は、成福寺檀家の出身であり、その偉業をたたえ、同寺において永代に供養されています。

年間行事

1.お盆迎え火万灯供養会:8月13日開催
https://www.youtube.com/watch?v=9-s53KTk4fk
お寺の境内一円に配置された2,500に及ぶローソクの炎は幽玄で美しく、先祖の霊との交流を感じさせてくれます。そしてその中で催される法要は、我々の心の奥深くにまで染み入ります。幸いお寺の境内と墓地は小高い位置にあり、周囲は山に囲まれ、夜は真っ暗となります。一面に浮かび上がるローソクの炎は、ネオン瞬く都会には絶対にまねの出来ない光景です。


2.新年護摩祈祷:12月第1土曜日
https://www.youtube.com/watch?v=usG6AxfMW1k
護摩祈祷とは、祭壇中央に火炉を造り、護摩木を燃やし、五穀・五香を投じ、香油を注いで御本尊様を供養することによって、私たちの煩悩を焼き尽くし、一心に祈る者の願い事を成就する法要です。
御本尊は古来より、不動明王が最も威力あるとされますが、成福寺の御本尊は、霊験あらたかな大聖不動明王です。
成福寺では、新しい年を迎える直前の12月第1土曜日に護摩祈祷法要を執行し、万全の体勢でお正月を迎えられる行事をしています。
「お願い事」は様々であり、仏の教えに反しない限り何でも受け付けますが、下記の祈願が大半です。

 家内安全 / 無病息災 / 開運厄除 / 交通安全 / 健康増進 / 病気平癒
 豊作祈願 / 商売繁盛 / 社運隆盛 / 良縁成就 / 安産祈願 / 往生安楽
 学業向上 / 高校受験合格 / 大学受験合格 等


3.福来い観音大祭:2年に1回4月第1土曜日
DJ003-03.jpg福来い観音奉賛会は、地元の有志35名(男性24名・女性11名)で結成されています。来年も、福袋・福引・福福接待等、「福」にちなんだ楽しい企画を計画中です。どなたでも御参拝いただけます。

文化財 不動明王立像


DJ003-04.jpg不動明王立像 成福寺は天平11(739)年、聖武天皇の勅願により行基が開いたと言われる真言宗の古刹で、観音堂安置の如意輪観音像も行基の作と伝えられています。
本尊の不動明王は作者は不明ですが、平安末期から鎌倉初期の作と考えられ、昭和30年には県の重要文化財に指定されました。全体がふくよかな童形の立像で、檜の一木造り。高さは88.2cmあります。胸飾・瓔珞・持物・岩座は後補ですが、面相や裳の処理に古様が見られます。
なお、同像は秘仏ですが、12年に一度、不動明王が守り本尊となる酉年の元旦のみ御開帳されています。
(岡山県指定重要文化財)

  • 本堂
    本堂
  • 観音堂
    観音堂 万治2年(1659)に、寺坊の総本堂として建立。十一面観世音菩薩及び西国三十三観音像を安置。

基本情報

所在地岡山県井原市芳井町吉井2356
TEL0866-72-0106
FAX0866-72-9003
Eメールinfo@joufukuji.net
ホームページhttps://joufukuji.net/
休館日無し
参拝料無料

アクセス

地図の読み込み中です...
アクセス

【車】山陽自動車道笠岡ICより北へ約25分

【電車】井原鉄道井原線井原駅よりタクシーで約15分

駐車場普通車20台 中型バス1台