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重玄寺跡(ちょうげんじあと)

重玄寺跡

嘉吉元(1441)年、芳井町天神山に建立された重玄寺は、度重なる火災により全焼し、昭和49年に現在の場所へ移築されました。一説には画聖・雪舟が没した場所であるとも言われており、今は墓所と土蔵を残すだけとなった重玄寺跡地ですが、重玄寺跡と雪舟終焉の地を示す石碑、また雪舟のものと伝えられる墓が建てられています。

  • 重玄寺跡の碑
    重玄寺跡の碑

基本情報

所在地岡山県井原市芳井町天神山
TEL0866-72-1324(問合せ先:芳井歴史民俗資料館)
TEL0866-63-3144(問合せ先:井原市文化財センター)

アクセス

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アクセス

【車】山陽自動車道笠岡ICより北へ45分

【電車】井原鉄道井原線井原駅よりタクシーで20分

駐車場カラーコーンの手前に停めてください。それより先は悪路のため進入はご遠慮ください。

雪舟(せっしゅう)

雪舟 1420生~1506没。
雪舟は号で、室町時代(15世紀後半)に活躍した水墨画家・禅僧で、画聖とも称えられています。日本の水墨画を一変させたと言われるほどの水墨画家です。諱(いみな)は「等楊」で、若い頃は「拙宗(せっしゅう)」と号していました。

雪舟は非常に謎の多い画家で、生年も没年もはっきりしていないのが実情です。雪舟と井原の繋がりは、雪舟が没したのは井原市芳井町の重玄寺ではないかという説(「東福寺誌」「吉備物語」など)と、重玄寺を開基した千畝和尚(せんみょうおしょう)の繋がりを示唆する文献「也足外集(やそくげしゅう)」が発見されたことから、岡山県の井原市が雪舟の逝去した地ではないかという説が有力視されてきたのです。
井原市芳井町には雪舟に関する言い伝えや史跡も残されており、できることならばこれが定説となって貰いたいものです。