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星尾神社(ほしおじんじゃ)

星尾神社

古来伝えられるところによると、この地は古代より黒田と称し、戸数七十余戸の住民は深く北辰(北極星)を信仰していました。
承久年間、順徳帝の御代に流れ星が落下し水田で光り輝いていました。
この地の豪族・妹尾兼定は、これを採り、この地に小祠を建て奉祀(ほうし)し、住民は明神様として厚く信仰しました。
およそ百年後の正中元年、豪族・妹尾平治右衛門が重病を患い神祗星辰に祈願していたところ、ある夜二十八宿の二つ「星尾」を夢に見て以来快方に向かい、全快後明神の御加護御神徳を深く感じ宮社を建立、星尾大明神と名付け祀ったのがその創建と伝えられています。
以来黒田村を星田村に改めたといわれ、現在の美星町星田が当時の星田村です。

現在の社殿は北向きに建てられているのですが、古くは南向きであったといわれています。
伝えられるところによると、笠岡沖で毎年不漁が続くので占ったところ北方に神威の激しい神様の神殿が、南向きに建てられているためだとのお告げにより、漁師達が星田へ来て神殿の方向を変えるように懇望し、北向きに建て替えたそうです。
以来、豊漁が続き、毎年の祭礼には笠岡から魚三荷が奉納されていましたが、この慣習も天保(江戸時代後期)の頃廃止されたと伝えられています。
また、神社の近くには「星尾大明神降神の地」があり大きな灯籠が建てられています。

  • 境内
    境内
  • 鳥居
    鳥居

基本情報

所在地岡山県井原市美星町星田5276
TEL0866-87-2636(問合せ先:総代 朝倉)

アクセス

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アクセス

【車】山陽自動車道笠岡ICより北へ50分

【電車】井原鉄道井原線小田駅からタクシーで30分

駐車場普通車約8台